KVMゲストマシンの複製
複製元のゲストマシンは停止しておく。
起動したままだと、エラーが出る。
起動したままでも複製できるオプションがあるが、
複製元でファイル更新とかしてるところだったりすると、
どうなるかわからないので、お勧めしない。
(っていうか、壊れそうでやりたくない)
virt-clone <option>
-o(--original-xmlでも可)、-n、-fの3つは必須。
--promptでもOK。聞かれる内容は上の3つ。
主なオプション
-o ORIGINAL_GUEST, --original=ORIGINAL_GUEST
複製元のゲストマシン名を指定。
--original-xml=ORIGINAL_XML
複製元のゲストマシン設定ファイル(xml)を指定。
xmlファイルは/etc/libvirt/qemu/配下にある。
--auto-clone
自動設定。どこまで出来るか不明。要検証。
-n NEW_NAME, --name=NEW_NAME
新しいゲストの名前。
-u NEW_UUID, --uuid=NEW_UUID
新しいゲストのUUID。
省略した場合はランダムに生成されたUUIDが設定される。
-f NEW_DISKFILE, --file=NEW_DISKFILE
新しいゲスト用のディスクファイル。imgファイルの格納先を指定。
--force-copy=TARGET
装置のコピーを強制。どういった場合に使うか不明。
--nonsparse
作成時にゲスト用のディスク領域を確保する。
複製元のimgファイルと同じサイズの、新しいゲスト用のimgファイルが作成される。
試してみたけど、このオプションの有無に関係なく、複製元のゲストと
同じサイズのimgファイルが出来た。
フォーマット(raw or qcow2)で違うんだろうか。
--preserve-data
ストレージをコピーしない。
普通なら、コピーが始まるが、コピーを行わない。
別途imgファイルを用意してある場合用かな。
-m NEW_MAC, --mac=NEW_MAC
新しいゲスト用の固定MACアドレス。
省略した場合はランダムに生成される。
--print-xml
xmlファイルを表示。
-d, --debug
デバッグ情報を印刷
--prompt
対話形式で指定。
--force
yesを省略。imgファイル上書きするような場合。
-q, --quiet
エラーを抑止。
--clone-running
複製元が実行中でもクローンを作成。
-o、-n、-fの必須3つ以外はあまり使わないかな。
コマンド実行後、新しいxmlファイルが作成されるので、
実行(起動)前に中身を確認しておけばいいかと。
一番怪しいのはMACアドレスかな。